【ワシントン木村旬】米国勢調査局が30日発表した04年の米所得調査によると、貧困層は前年比110万人増の3700万人に達し、4年連続で増加した。総人口に占める割合も0.2ポイント上昇して12.7%になった。米国の景気は堅調に拡大し続けている一方で貧富の格差が拡大している実態が浮き彫りになった。
同局による貧困層の定義は、4人家族で世帯年収1万9307ドル(約214万円)以下。米国政府は「景気の改善が貧困率の減少につながるには時間差がある」と説明しているが、野党・民主党からは「富裕層優遇の大型減税などブッシュ政権の経済政策の誤り」との批判が出ている。
一方、04年の全米の世帯の年収は、中央値で4万4389ドルで、前年と同じだった。
毎日新聞 2005年8月31日 11時37分
アメリカは貧富の差が激しい国ですが、その貧富の激しさは「国の政策」であることに気づいているアメリカの経済学者はいるのかなあ?と不思議に思うことがあります。 この記事では経済政策の誤りと書いてありますが、誤りという意識を本当に持っていて、ブッシュ政権に盾ついている議員がいるとしたら、愚かだなあと思うのです。
簡単にわかりやすく、アメリカの経済の仕組みを説明すると・・・
アメリカは移民を広く認めている国で、世界の優秀な人がアメリカンドリームを夢見て、集まる国です。比較的簡単に国籍がとれます。これは何を意味するか? 飢え死にしそうな他の国の人が、アメリカに移り住むことが簡単にできるということです。飢え死にしそうな人は、みんなアメリカに移り住めばいいということになります。それに対して一切制限はありません。ならば世界の貧しい人たちは、なぜアメリカに移り住まないのでしょうか? 答えは簡単。移り住めないようにアメリカ政府がコントロールしてるからです。
どうすれば他の国の貧しい人が移り住めなくできるか?というと・・・お金を稼ぐことができない人(貧しい人)に国が何の保証もしないという態度を徹底すればいいのです。貧しい人が、生活保護も受けられない、教育も受けられない、医療にもかかれない状態を作れば、稼ぐ才能がない人がアメリカに来ても生き延びることができません。これがアメリカの国を挙げての政策だということです。貧乏人に福祉をばらまくなんてことをすれば、アメリカは働かない移民であふれかえり、国がつぶれます。
だから、アメリカでは貧富の差をわざと作り、能力のない移民の新入を防ぐために、貧乏人に不利に、金持ちには優遇する制度をとっているわけです。そういう仕組みを知らないで、上記のようなことを言う議員は、頭悪いなあとしか思えないのですが・・・どう思われます?
さて、貧富の差はなぜ起こるか?それを生物学的に考えると、地球に人間が多すぎるからということで理由が全てつきます。地球の資源が豊であれば、生存競争は緩和し、貧富の差は縮まります。しかし、資源が少なく、それを奪い合う状態であれば、弱いものは死滅するしかなく、強い者は生き残りをかけて、さらに強くなろうと努力しますから、貧富の差が開きます。
日本はどうなるでしょう? 厚生労働省が移民を受け入れる方針を打ち出していますので、貧しい者を邪険に扱うという行政にならざるを得なくなります。つまり、弱者切捨てが近い将来必ず起こることを意味しています。日本は弱者救済の慈悲深い国でしたが、それを継続することができない時代となりました。悲しいですが、私にはどうすることもできません。生活保護も必然的に廃止の方向に向かうでしょう。貧しい移民の生活まで保護できないからです。
いろんなものを民営化しようとしていますが、それはすなわち弱者切捨て行政に移り変わってきたことを意味するのです。なぜならば、民営企業は、お金を払えない人に対して、絶対にサービスを与えないからです。官営企業はお金を払わない人にも、湯水のごとくサービスを与えています。医療もその一つで、お金が払えない老人や、生活保護を受けている人は医療費がただでしょう! そういうことを民営化した企業は絶対にしないということだけは確かです。つまり、民営化は弱者切捨て行政なのです。アメリカ化してきているわけです。
コンビ二に行っても、吉野屋に行っても、店員のほとんどは外人です。もうすでに移民の時代が始まっています。つまり、弱者切捨てをしなければ、移民に食いつぶされてしまう時代が到来しました。実際、医療費はかなり移民に食いつぶされています。日本の保険制度はとても優遇されていて、治療費がこんなに安いのは恐らく世界一でしょうから。安いというのは、その分を国が負担しているということです。だから、国民健康保険もいずれ民営化が必ず起こらなければなりません。日本が生き延びるために・・・。私はそれを50年以内に起こると予想しています。
もっとわかりやすく言いましょう。今、国債、地方債併せて700兆円という借金は、かなりの割合で移民のために遣われてしまっているということです。日本国民のために遣われているのではなく、移民の為に遣われています。現在の法律ではこの抜け穴を埋めることができません。医療費がその極めつけです。
コンビ二や吉野家、居酒屋で働いている外国人がこれほどいるということは、それだけたくさんの医療費が使われているということを意味します。お人よしの日本ですから。
さて、藤田流経済学を解説したついでに、国債の700兆円の借金の行方がどうなるか?について話しておきましょう。前にも言いましたが、日本銀行がお金をたくさん刷ってしまえば、それで借金返済が行われ、ちゃらになると・・・。
別にお金を刷らなくとも、今、国民が持っている貯金を市場に吐き出させてしまえば、お金の価値が下がり、同じことが起こります(ん〜ちょっと難しいかな?)。貯金を吐き出させて、それを勝手に使いきってしまえばいいということです。それが国債だということです。国債は国が国民にお金を借金し、そのお金を公共事業などに使い、事実上吐き出させているわけです。ただし、吐き出させれば、吐き出させるほど、海外にある円の価値も下がります。海外で円を持っている人は、日本のマネーの価値が下がることに恐怖を感じますから、円を売りますね。そうすると、日本国内に円だらけになり、お金の価値が激減していきます。これをインフレと言います。国債を発行するということは、お金を新しく刷っているに等しいということ。わかるかなあ? ちょっと難しいかも。
まあ、インフレが起これば、お金なんてただの紙切れになるということです。わかりやすくいうと。国債が多くなると、お札が紙きれに変身するということですね。
ただし、インフレが起こっても、今、家や土地を持っている人は全然平気です。お金が紙切れになったとしても、土地は紙切れに絶対にならないからです。
しかも、家をローンで買った人は得します。例えば1000万円のローンがあったとします。しかし、インフレが起こって、今まで1000万円で買えていた物件が2000万円に値上がりしたとします。物価の上昇と共に、給料もその頃は2倍になっていることでしょう。しかし、返済額は1000万円でいいのですから。
つまり、インフレは一種の徳政令なのです。徳政令の意味がわからない人は辞書で調べてみてくださいね。
ん〜〜〜難しくなってしまった。ごめんなさい。まあ、私が言いたいことは、土地を持っている人はインフレが起こっても、あまり痛くないどころか、得をすると言いたいのです。インフレはつまり、強者を優遇し、弱者を切り捨てる、手っ取りはやい政策だということです。インフレが起こると、弱者が持っている貯金の価値はがんがん下がります。土地を持っている者は変化なし。ならば、これは弱者のお金を強者に渡しているのと同じということ。インフレは弱者から強制的にお金を搾り取り、強者に回すことを意味するのです。
国債を発行するということはそういうことを意味しているわけです。弱者切捨ては必要悪でしょうが、国債という借金が膨らむことの意味も知らずに、郵政民営化反対などという格好のいいことを言うんじゃない! と言いたいのです。増税反対、福祉を充実など、公約に挙げている政党があるとすれば、そういう政党を信じるなということです。
いろいろと、難しい問題が絡み合っていますが、弱者が今、いい思いをすれば、近い将来、弱者が切り捨てられるということです。国債が増えても弱者が切り捨てられるということです。移民が増えても弱者は切り捨てられるということです。つまり、どんなことをしても弱者が切り捨てられるということです。
最後の望みは強者に生き残ってもらい、その力で弱者を少しずつ救っていくしかないということ。今、つけるべき体力は、弱者につけてもらうのではなく、強者に体力をつけてもらおうということです。そして強者からのお恵みに期待しようというものです。
先進国の全てが上記のような傾向になっています。それは何度も言いますが、地球に人口が増えすぎたからです。悲しいです。